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出発点でもあるから。
ブライダルの道に進んだきっかけは、小さい頃に観た両親の披露宴のビデオ。両親の笑顔が印象的で、こんな風に人をしあわせにできる結婚式って素敵だなと憧れを抱きました。ところがその後、会場となった場所がなくなってしまったことを知り、家族の出発点を失ったような気がしてとても悲しくなりました。「自分が働くなら、結婚式が終わった後も家族みんなで帰って来られる場所がいい」。そう思い、歴史のある富士屋ホテルに就職しました。
今はブライダルコーディネーターとして、多い時で月4組ほどのご婚礼を担当しています。結婚式前の新郎新婦様は何かと忙しく、緊張されていますので、月1回のお打合せでは「私のことはあだ名で呼んでくださいね」と話しやすい雰囲気づくりを心掛けています。最初は年上のお客様ばかりで戸惑いもありましたが、常に「至誠」の心で寄り添い続けることで、新郎新婦様から頼られる存在になっていければと思っています。
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お節介でちょうどいい。
お客様と接する際には、相手の本意を逃さずくみ取れるよう、ちょっとした言葉や仕草にも注意しています。会話の中で「視線が合っていないな」と感じたら「気になることは遠慮せずおっしゃってくださいね」とお声がけするなど、少しでも心の重荷を降ろしていただけるよう工夫します。そしてこうした気配りは、お客様に対してだけでなく、スタッフ同士にも必要なもの。尊敬する上司から「コーディネーターはお節介じゃなきゃ」と教わりましたが、実際にその上司はスタッフ一人ひとりのことも「どうしてそこまで分かるの?」というほどよく見て理解してくださって、私もそんな風にお客様やスタッフに寄り添えるようになることが目標です。
大変なことも多い仕事ですが、式当日にお二人の晴れ姿を見る感動は何ものにも代えがたいもの。これからも、ご家族の思いを紡ぐ特別なブライダルを一番近くでお手伝いしていきたいと思います。
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平日が休みになる場合が多いので、休みが同じ先輩と一緒にカフェめぐりなどをすることが多いです。家でもカフェ気分を味わいたくて、先日は流行りのダルゴナコーヒーにも挑戦! 高校生の頃はダンス部に所属していたので、インスタでダンサーさんたちのキラキラした笑顔やダンスを見るのも大好きです。
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